お店は大阪・梅田という都会の真ん中に位置しておりますが、これはお店を出すときに、オフィスで働くお父さん・お兄さんにぜひ、リメンバー青春を取り戻してほしい、という願いがありました。年代でいうと20歳から50歳ぐらいの働くサラリーマンです。
都会で毎日忙しく血の出る思いで働き、残業・休日出勤もなんのその、という日々の中で、ホッとする憩いの場、それが当中古野球用品専門店、球児先生でありたかったのです。しかしながら、現実は少ないお小遣い、やりくりしなければなかなか大金を捻出できません。
私自身は実は野球経験がありません。
よってはじめは野球用品(グローブ・バット・スパイク・シューズ)など、ましてや中古の野球用品のお手入れ知識などまったくなく、本当に素人からの出発でした。
だからこそ、逆に変な先入観などなく、すんなりと入り込めたのかもしれません。
まずはグローブ・バット・スパイク・シューズと色々と野球用品がどれもかなり高いことにびっくりしました。しかもお店で購入するとほとんど定価に近く、これは大変なスポーツだと思いました。
グローブなんかはアウトレットのようなお店がないものか、とも思いましたが、これも後になってわかることですが、実は小売店がメーカーから仕入れる、いわゆる掛け率がおおよそ、60-70%なのです。現金仕入れです。これはキツイ!と思われます。
20年も前でしたら野球人口は日本では多く、誰もが一度は経験したスポーツだったはずです。今は多様化が進み、野球人口も激減しました。しかし、メーカーとショップの関係はその当時と変わらず、システムも固定化している感を受けます。
郊外では例えば○○アウトレットパークなどとショッピングセンターが花盛りですが、野球用品のアウトレット・特売・特価の専門店は存在いたしません。
さらに、中古の野球用品専門店というのはおそらく無いのではないでしょうか?
どこか、リサイクルショップなどにポツんとグローブが置いてあったりするぐらいで、またそのグローブもほとんど買い取られたままの状態でメンテナンスもされていないことが多く、次に使うのには大変な場合もあります。
さて、グローブ・バット・スパイク・シューズと色々と野球用品をどこで購入するか、というと、今はインターネットがかなり幅を利かせておりますが、実際はグローブなど手にはめないと感覚も分かりませんし、バットも実際に持ってみて、感じるものがあります。
通常は町の地元野球店や大型スポーツ(郊外)ショップやインターネット通販の3パターンですが、次に第四の選択としてぜひご検討頂きたい方法が中古野球用品の専門店です。
新品のアウトレット品も多数ございます。
中古となると少々抵抗がある、という方も多くおられることです。
中古であっても丁寧にメンテナンスしてありますので、意外とイケますよ。
中古野球グローブを実際にてにはめて、まずはパコパコしてみてください。
その次にボール(弊店では硬式球)をもって、グローブに当ててパシパシしてみてください。
全てのグローブでパシパシOKなのは弊店ぐらいでしょう。
若干、前のオーナー様の型も残っていたりで、グローブによっては逆にしっくりと馴染む逸品が見つかる可能性があります。
そんなお客様も多く、感嘆の声をありがたく頂戴することもしばしです。
バットやスパイク・シューズもしかりです。
お昼時に(ランチタイム)サラリーマンの方がふらっと立ち寄られ、弊店に入った瞬間、革の臭いで充満した店内で深呼吸し、「あ〜。いい匂い。落ち着く!」という言葉がしばし聞こえます。
ミニマムで狭く小さなお店ですが、中古野球用品界のドンキホーテとしてアウトレット商品も含め、激安・特価で中古野球用品をお求めの皆様のご期待に添うべく、頑張る所存です。どうか、第四の選択肢として、球児先生もお考えくださいませ。よろしくお願いいたします。