弊店が販売する野球用品は、
全国のお客様から買取りという形にて(店頭・通信)野球用品を集めております。
主に中古となります。かつて持ち主様が使用されていたグラブ・グローブ・ミット・バット・
防具・スパイク・シューズがメインです。
また、野球用品店の在庫処分品や閉店店舗のアウトレット商品など、可能性があるいろいろなところから随時収集しております。
よって、見たこともないような珍しいメーカーのグラブやお宝的な掘り出し物もあるかもしれません。バラエティ豊かなラインナップですが、どれも1点もので売り切りですので、一期一会の出会いのお手伝いをさせて頂けたら光栄に思います。
一番の特徴は、
シンプルなことですが、メンテナンスをした上で販売することです。
一番大切なことと肝に銘じております。
約2年の間、いろいろと試行錯誤して数多くのグラブやバットを犠牲にしました。
革の特性を知り、どうすれば出来る限り元の状態に戻せるのかを勉強しました。
※【専門の工場に出して職人が仕上げるオーバーホールではありません】
このノウハウは独自に積み上げたもので、手間と時間と労力を要しますので全国的にも専門の中古販売店がほとんど存在しない理由の一つです。
また、メンテナンス料(修理・オーバーホール除く)はいただいておりません。
全て販売価格に含まれており、これにかかる人件費などはサービスとしております。
ここがリサイクルショップ・ネットオークションで販売される商品と異なるところで、中古商品を仕入れたそのままを販売するショップと違うところです。
具体的には中古グラブにはどうしてもかつての持ち主様の型、【癖】がついています。
弊店で販売する中古グラブはおおかた、その癖をリセットして初期化しております。(少し硬めの状態です)
完全ではありませんし、元通りにもなっておりませんが、万人の方が手にはめられても違和感なく、新品の時のはめ心地に似た感触を感じられるかもわかりません。
まずは汚れ度合や型の付き具合によりいろいろな方法でクリーニングします。
特徴的なことは革を出来る限り傷めず、どれだけ汚れを落とせるか!
ということです。革ジャンやダウンジャケットもクリーニングに出すこともあると思います。
可能性のある方法でなんとか次の方が気持ちよく使用できるかを考え、状況によりやり方を変え、クリーニングしてゆきます。
シューズ・スパイクなどはダイレクトに丁寧に洗剤でブラシをかけて洗濯します。
もちろん仕上がり後は足臭などありません。
クリーニングの段階で、どうしてもグラブは濡れてしまいます。
革は一番乾燥が大切です。時間をかけます。おおよそ5日間、段階を変え乾燥させます。
1段階はおおまかな乾燥、陰干しで扇風機を使います。
アナログですが、風がいいように思います。感覚的には魚の乾物を作るようです。
2段階は型を作りながら乾燥させます。
1段階目でしっとりとなった状態で、ハンマーなどで叩いてポケットを復元、歪みを矯正させたりし、
そのまま置いた状態で2-3日寝かせます。
クリーニングから仕上がったグラブは少々乾燥した状態です。
さっそくオイルを塗ります。いろいろなオイルを試しましたが、ミンクオイルが一番かと思います。
ベタつかずさらっとしていて浸透力が良く、伸びがあります。ちょっとお値段高めです。
また、ヒモが硬化する場合は交換します。だいたいは全交換が多いです。
骨の折れる作業ですが、切れては大変ですので注意しながら進めます。
(ヒモも全てが完全ではありませんので判別できないところで切れる可能性は否めません)
バットに関してはグリップのまき直しも(新品のグリップ)結構あります。
経年が高いグリップは新品であっても硬化していることもあり、発見次第巻き直します。
バットに残る打球痕も難儀なメンテナンスですが、こちらもいろいろな薬剤を使用してなんとか全消しをめざします。
ただし、キズや細かなへこみは
どうしようもありません。
弊店が販売する野球用品は、
今までご説明しましたことは私見であり、何が正解かはわからないのが本当のところです。巧の技なども持ち合わせておりません。
中古ですので、いろいろな不具合も発生するリスクは含んでおります。
しかし、基本的な理念として、大事な野球用品を次の方にバトンタッチするお手伝いが出来、その繋ぎ合わせとしてかかわりをもつことが出来ればいいな、と思っています。
高校野球・大学野球・社会人野球と活躍された方が、もろもろの都合で引退される、だから今まで使ってきた道具を譲りたい、という方も多くおられます。この気持ちを大切に受け継げれば球児先生冥利に尽きるということです。